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頭部外傷分類



頭部外傷分類公表に際して


 拝啓
 時下ますますご清祥の段、お喜び申し上げます。
 さて、日本外傷学会臓器損傷分類委員会では昨年3月「臓器損傷分類2008」を公表しました。本分類は画像診断を中心に、治療法の選択や予後予想に役に立つように従来の分類を基本として改訂したものです。しかしながら、「臓器損傷分類2008」は従来からの臓器損傷分類と同様に外傷診療の中で最も頻繁に遭遇する中枢神経系外傷、特に頭部外傷の分類が欠落していました。実際、日本外傷学会会員の皆様方より外傷医にとって重要な頭部外傷の分類が本学会の臓器損傷分類に記載されていないことに対する意見が多数寄せられていました。そこで日本外傷学会、及び同臓器損傷分類委員会は頭部外傷の病態や治療に関する専門医集団である日本神経外傷学会と共同で2008年の7月にワーキンググループを立ち上げ、共同で頭部外傷分類を作成することになりました。
 ワーキンググループは2008年7月30日、同10月10日に開催した2回の会合で頭部外傷分類案を提案し、さらにワーキンググループ内で計8回の修正を加え2008年12月に最終の頭部外傷分類案を提案しました。この最終の頭部外傷分類案が平成21年1月31日に行われた本学会臓器損傷分類委員会に報告され、同2月19日に行われた本学会理事会で承認されました。つきましては今回作成した頭部外傷分類を「臓器損傷分類2008」に追加することとなりました。
 なお、ワーキンググループとして頭部外傷分類の作成に関与していただいた先生方は以下のごとくです。


日本外傷学会から
日本医科大学救急医学教室荒木 尚(記録担当)
国立国際医療センター緊急部木村昭夫
帝京大学付属病院救命救急センター坂本哲也
大阪大学医学部救急医学教室田崎 修
昭和大学医学部救急医学教室三宅康史
日本医科大学救急医学教室横田裕行(司会進行)
 
日本神経外傷学会から
日本大学医学部脳神経外科片山容一
香川大学医学部脳神経外科河井信行
久留米大学医学部脳神経外科徳富孝志
大分大学医学部脳神経外科藤木 稔
山口大学医学部脳神経外科藤澤博亮
日本大学医学部脳神経外科前田 剛
 
アドバイザー
東京慈恵医科大学名誉教授中村紀夫

 なお、臓器損傷分類委員会としては「臓器損傷分類2008」をさらに有益なもとのするために、努力してゆく所存でありますので、どうか宜しくお願いいたします。

敬具


平成21年3月1日
日本外傷学会臓器損傷分類委員会
委員長 横田裕行






頭部外傷分類




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