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■ お問い合わせ先
一般社団法人 日本外傷学会事務局
 株式会社春恒社 学会事業部内
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日本外傷学会総会・学術集会

第31回日本外傷学会総会・学術集会(第3次会告)

第31回日本外傷学会総会・学術集会
会長 北野 光秀
済生会横浜市東部病院 横浜市重症外傷センター

“外傷手術への挑戦”

 外傷の初期診療JATECや病院前救護におけるJPTECなどの普及から,本邦の重症外傷診療の成績は,徐々に改善しつつあります.これには本会が大きく寄与し,診療の標準化がはかられたことから,一般の医師でもある程度の初期診療を施行することが可能となりました.このJATECでも,ショック状態でFAST(+)となりますと手術適応となり緊急開腹手術をおこないます.予定手術の術式を用いて治療できることが多いですが,凝固障害のある臓器損傷など,ときに対応に困難を感ずる局面に遭遇します.また,胸部外傷におけるダメージコントロール手術など,いまだ定型化されていない手術もあります.

 今回の学術集会では,要望演題として,このような通常の手術術式では処置しきれなかった外傷症例や,定型的術式を施行して合併症で苦労した症例などを提示していただき,会員の皆様とディスカッションを行いたいと存じます.また,その中で興味深い症例は特別企画"外傷手術への挑戦"として集中的に議論を行いたいと存じます.手術の様子は写真やビデオなどがあればいいですが,なかなか撮影できないので手書きのシェーマによる説明でも結構です.積極的なご参加をお願い申 し上げます.

 みなさん,港のみえる横浜の地で,外傷手術に関して心行くまで議論していただき今後の外傷診療の糧にしていただければ幸いです.

 多くの皆様のご参加をお待ちしております.

会 期
2017年6月1日(木)~2日(金)
会 場
パシフィコ横浜 会議センター
〒220-0012 神奈川県横浜市西区みなとみらい1-1-1
会 長
北野 光秀(済生会横浜市東部病院 横浜市重症外傷センター長)
メインテーマ
外傷手術への挑戦
公式ホームページ
http://www.procomu.jp/jast2017/
演題募集期間
2016年12月1日(木)~2017年2月6日(月)
応募資格
筆頭演者,共同演者は会員に限ります.非会員の方は,演題登録前に入会手続きを行ってください.なお,初期研修医,看護師,コメディカル,救急隊員については会員である必要はありませんので,入会手続きは不要です.
学術運営担当
株式会社プロコムインターナショナル
〒135-0063 東京都江東区有明三丁目6番地11 TFTビル東館9階
TEL:03-5520-8821 FAX:03-5520-8820
E-mail:jast31@procomu.jp

プログラム概要:

 1.会長講演

腹部外傷手術への挑戦
北野光秀(済生会横浜市東部病院 横浜市重症外傷センター センター長)

 2.招待講演
  1. 1)“Challenges in the management of penetrating torso trauma”
    Dr. Carlos Alberto Ordo?ez (Universidad del Valle, Cali, Colombia)
  2. 2)“Traumatic perihepatic/hepatic bleeding:Parenchyma, Retrohepatic cava, Portal vein”
    Prof. Raul Coimbra (University of California, San Diego, USA)
 3.特別講演

われわれのコンピュータ外科手術支援の開発と運用と教育
大城幸雄(筑波大学医学医療系 消化器外科・臓器移植外科講師)

 4.教育講演
  1. 1)重度四肢外傷治療における現状と課題
    土田芳彦(湘南鎌倉病院 湘南外傷センター長)
  2. 2)外傷外科シミュレーションの現在
    1. a)ASSET:Advanced Surgical Skills for Exposure in Trauma
      松島一英(University of Southern California, LAC+USC Medical Center, USA)
    2. b)DSTC:Definitive Surgical Trauma Care(仮題)
      Prof. Kenneth Boffard (University of the Witwatersrand, Johannesburg, South Africa)
 5.教育セミナー
  1. 1)最新情報ダイジェスト
    JATEC:冨岡穣二(米盛病院)
    JETEC:田中 裕(順天堂大学浦安病院)
    JPTEC:山崎元靖(済生会横浜市東部病院)
  2. 2)TCCC(Tactical Combat Casualty Care)から紐解く事態対処医療
    齋藤大蔵(防衛医科大学校 防衛医学研究センター 外傷研究部門)
 6.特別企画(公募,一部指定)

外傷手術への挑戦
外傷手術では,通常の定型手術の応用や,外傷手術書通りの戦略をとっても,治療に難渋するケースが散見されます.本企画では,致命的な外傷または非典型的な外傷に対して手術の工夫により救命できた例や,理論通りの外傷手術を行った結果,合併症などにより術後管理に難渋した例などを対象とした臨床研究や症例報告を発表していただき,会員の皆様とディスカッションを行いたいと思います.手術の様子は写真やビデオなどがあればいいですが,なかなか撮影できないので手書きのシェーマによる説明でも結構です.

 7.シンポジウム(公募,一部指定)

IABO/REBOA:外傷診療における適応と活用法
IABO/REBOAの有用性に関しては,個々の報告は散見されるものの,日本外傷データバンクを用いた解析では,否定的な結果がでております.この状況を打破するためには,多方面からの努力と一定のコンセンサスの形成が必要と思われます.全国レベルでの質の向上につなげるために,本企画では各施設における実績や工夫を示していただき,外傷診療におけるIABO/REBOAの適応や適切な活用法についての提言を取りまとめていただきたいと思います.

 8 .パネルディスカッション(公募,一部指定)
  1. 1)本邦における外傷センターの整備
    本邦における外傷センターは法的な整備が進まず,個々の施設や各地域による工夫や試みがなされています.そのような中で,重症外傷症例の集約化を目差し,自治体として初めて重症外傷センターを指定するに至った横浜市の経験も踏まえて,各地での外傷診療体制構築に向けた取り組みと,本邦の外傷センターのあるべき姿を論じていただきたいと思います.
  2. 2)DCO:Damage Control Orthopedics
    二つのPTD,すなわち防ぎ得た外傷死(Preventable Trauma Death)と防ぎ得る外傷後遺障害(Preventable Trauma Disability)の回避のためには,初療や全身管理を担う救急医と整形外傷手術を担う整形外科医の共通認識と連携が必須です.救命救急センターを中心とする本邦の外傷診療体制において,DCS(Damage Control Surgery)の概念は広く知られるようになりましたが,整形外科領域に応用されるDCO(Damage Control Orthopedics)の理解は不十分と思われます.本企画では適切なDCOを実践するための診療体制や教育方法,問題点などについて論じていただきたいと思います.
  3. 3)Hybrid ER:外傷診療のパラダイムシフト
    Hybrid ERは外傷診療に有用であろうと想像されやすいものの,エビデンスレベルの高い報告はありません.今後Hybrid ERの導入を検討する施設が増加すると予想されますが,実際に導入するにあたっては様々なハードルもあると思われます.そこで既に導入している,または導入を控えている施設からHybrid ERによって得られる利点やHybrid ER特有の問題点,導入するまでに解消すべき課題などについて論じていただきたいと思います.
  4. 4)頭部外傷の治療限界への挑戦
    本邦の外傷死亡の半数以上で頭部外傷が原因とされ,重症頭部外傷症例の救命は,本邦の外傷死亡の減少に大きく寄与すると考えられます.また後遺症が救命後の社会復帰を妨げるのも頭部外傷の特徴であり,高齢化社会を迎え,社会復帰を目標とした機能予後の改善も重要な課題です.JATECと重症頭部外傷治療・管理のガイドラインの両ガイドラインの整合性も図られるようになった現在,さらにガイドラインにとどまらない挑戦的な試みを紹介していただき,我々が越えるべき治療限界について論じていただきたいと思います.
 9.Cross Fire Session(テーマを公募中です,学会事務局までご提案ください)
10.Case Conference(指定)

第30回学術集会で好評でしたCase Conferenceを本学術集会でも企画しました.
チャレンジングなケースを提示し,指定討論者の方々に討論をしていただきます.

11.外傷症例検討会 with Prof. Coimbra and Dr. Ordo?ez(指定)

日本外傷学会のルーツは,済生会神奈川県病院と日本医科大学で開催された外傷症例検討会であると言われています.一例あたり30分程度の時間をかけて,外傷学の原点を感じるような熱い討論をしていただきたいと思います.今回は招聘ゲストのコインブラ先生とオルドネス先生もコメンテーターとして同席していただき,アメリカやコロンビアであればどのように治療するのか,という視点からのアドバイスもいただく予定です.
※ 本セッションの抄録,スライド,口演は英語予定です.討論は日本語予定です.
※ 日本語⇔スペイン語の通訳を手配する予定です.

12.委員会企画
13.優秀演題セッション
14.動画セッション
15.一般演題(口演,ポスター)
1.病院前外傷診療18.画像診断
2.外傷初期診療19.IVR・NOM
3.頭部外傷20.輸液・輸血療法
4.顔面外傷21.凝固障害
5.脊椎・脊髄外傷22.集中治療
6.頚部外傷23.栄養管理
7.胸部外傷24.感染
8.腹部外傷25.臓器不全
9.骨盤外傷26.基礎研究・病態生理
10.四肢外傷27.外傷診療体制
11.多発外傷28.外傷教育
12.小児外傷29.チーム医療・他職種連携
13.妊婦外傷30.臓器損傷分類と重症度評価
14.高齢者外傷31.外傷登録・統計・疫学
15.リハビリテーション32.災害・多数外傷患者対応
16.Damage Control Surgery33.その他
17.手術手技 
16.研修医セッション

初期臨床研修では救急研修が必修科目となっているため,初期研修医が外傷に接する機会は非常に多いと思われます.そこで希少な外傷や重症外傷だけでなく,初めて経験した外傷,印象に残った症例,救命して感動した症例,残念ながら救命できなかった症例など,初期研修医ならではの視点からの発表をお願いしたいと思います.

※ 応募可能な研修医は演題応募時点での初期研修医(国試合格後2年以内の臨床研修医)のみです(2015年および2016年卒業の研修医が該当します).

17.多職種連携セッション(公募,一部指定)

外傷センターが求めるスタッフ像
本邦では,米国のTrauma centerのような外傷診療に特化した施設の整備が進んでおらず,重症外傷診療を担う施設の看護師やコメディカルといえども,外傷診療のみに従事しているスタッフは非常に少なく,スキルアップや教育には苦心してきたと思われます.しかし,将来的には外傷診療施設の集約化は避けて通れない課題であり,医師以外の職種に関しても,より外傷診療に特化するスタッフの養成は重要な課題と考えられます.本企画では,重症外傷診療施設のスタッフとしてあるべき姿を論じていただき,本邦の外傷センターの将来像を示していただきたいと思います.

18.特別ポスターセッション(公募,一部指定)

我が病院のMTP(Massive Transfusion Protocol)
重症外傷診療を担う多くの施設では大量輸血プロトコル(Massive Transfusion Protocol:MTP)が導入されていると思われます.しかし,プレホスピタルとの連携,輸血製剤のavailability,院内調剤やオフラベル使用などの状況が異なるために,開始や中止のタイミング,適応なども各施設で異なっているのが現状です.本企画では,MTPの適応や血液製剤の種類と量,FFPの解凍法,中止基準など,各施設のMTPを一同に提示していただき,それぞれの工夫を共有することで,より多くの施設でMTPの新規導入やブラッシュアップに役立てていただきたいと思います.

※ 本セッションではポスターを2日間掲示していただきます.

19.評議員セミナー

“Implementing trauma systems:The San Diego experience”
Prof. Raul Coimbra (University of California, San Diego, USA)

20.IABO/REBOA ハンズオンセミナー(共催:DIRECT 研究会)

重症外傷におけるIABOは蘇生的IABO=REBOAとして近年脚光を浴びています.REBOAとして有効性を発揮するためには施行の対象やタイミングの判断も重要ですが,デバイスや手技に慣れておく必要があります.動脈穿刺から確実な留置や安全な管理まで基本的手技,ピットフォールとTipsの座学とハンズオンを経験し,日常の外傷診療でIABO/REBOA を自身の武器の一つとしていただきたいと思います.

21.事態対処医療体験コーナー

東京オリンピック・パラリンピックにむけての医療体制の構築は急務です.2016年4月に結成された東京オリンピック・パラリンピックに係わる救急・災害医療体制を検討する学術連合体(コンソーシアム)により,「2020年東京オリンピック・パラリンピックに係わる救急・災害医療体制検討合同委員会」が設置され,日本外傷学会は,コンソーシアムの構成学会として,銃創や爆傷の治療法を検討していく方針が示されました.しかし本邦では,銃創や爆傷の治療経験が豊富な医師は少なく,特にテロ等の事態への対応についての経験は極めて限られているのが現状と思われます.そこで,本学術集会では事態対処医療について体験していただくコーナーを 設け,多くの会員の皆様に2020年に向けて具体的に検討する契機となっていただければと思います.

22.第 2 回カリスマ博学外傷医決定戦(予定)
23.プレ・ポストコングレス 外傷外科トレーニングコース
  1. 1)第1回JETEC(Japan Expert Trauma Evaluation and Care)プレコース

    日程・会場未定

  2. 2)DSTC(Definitive Surgical Trauma Care)コース

    5月29~31日 会場 帝京大学

  3. 3)外傷外科手術指南塾(予定)

    5月31日(予定) 会場未定

  4. 4)ASSET(Advanced Surgical Skills for Exposure in Trauma)コース(予定)

    6月3日(予定) 会場 千葉大学

学術集会事務局
済生会横浜市東部病院 救命救急センター
〒230-0012 神奈川県横浜市鶴見区下末吉3-6-1
TEL:045-576-3000(代)
事務局長:山崎 元靖
学術運営担当
株式会社プロコムインターナショナル
〒135-0063 東京都江東区有明三丁目6番地11 TFTビル東館9階
TEL:03-5520-8821 FAX:03-5520-8820
E-mail:jast31@procomu.jp


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